焦点距離を指定してLightroomで自動クロップするプラグインをOSSで公開しました
写真のセレクトや現像をしていると、「もし560mmで寄ったらどう写ったかな」と考えることがある。150-450mmで撮った後に「やっぱ560mmかなあ…」と悔やむ、あのパターンだ。
Lightroomのクロップ機能でそれっぽく切り出せばいいのだが、アスペクト比は指定できても「焦点距離換算でこのくらい」という倍率指定ができない。「なんとかならんか」とずっと思っていたのを、ようやく重い腰を上げて作ってみた。
プラグインはこちらで公開している。
本プラグインはLightroom SDK(Lua)で実装した。写真のExifから実焦点距離と35mm換算焦点距離を自動で読み取り、フルサイズかAPS-Cかを判定してクロップファクターを算出し、目標の焦点距離にぴったり合うトリミング領域を設定する。
インストール
Lightroom Classic(バージョン 6 / CC 2015 以降)が動作する環境で使える。
- GitHubのReleases から最新の FocalLengthCrop-vX.Y.Z.zip をダウンロード。
- 解凍して出てきた FocalLengthCrop.lrplugin フォルダを、PCの任意の場所に配置。
- Lightroom Classicを起動し、メニューの ファイル → プラグインマネージャー → 追加 で、配置した FocalLengthCrop.lrplugin を選択。
使い方
ライブラリ、または現像モジュールで写真を選択した状態で実行する。
- メニューから ファイル → プラグインエクストラ → 焦点距離指定でクロップ… を選択。
- ダイアログが表示され、現在の撮影情報(カメラ名、実焦点距離、換算焦点距離)が表示される。
- 目標焦点距離(実レンズ基準) を入力して OK をクリック。
主な特徴は以下。
- 目標焦点距離(実レンズ基準): 35mm換算ではなく、装着したい「レンズの焦点距離」をそのまま指定する。
- アスペクト比と中心の維持: 構図を整えて中心をずらした状態からでも、その中心点と縦横比をキープしたまま引き寄せてくれる。はみ出す場合は比率を保ったまま自動でシフトする。
- 35mm換算値のリアルタイム表示: ダイアログに入力中、35mm換算の焦点距離が右側にリアルタイムでプレビュー表示される。
適用後はLightroomの通常のヒストリーに入るため、やり直したい時はいつでも Cmd + Z / Ctrl + Z で元に戻せる。超望遠レンズの購入シミュレーションや、撮影現場での機材選びの検討などに役立てば幸いだ。