『朱から蒼』を貫く4つの「だけ」- Only Four Somethings

写真展「空港散歩V 朱から蒼」展示コンセプト紹介

朱から蒼へ。夕方便以降だけに宿る空の色。

「鳥取空港の写真だけで展示したら面白いんじゃないか?」の一言から、始まった2017年の写真展「空港散歩 〜鳥取空港魅力の情景〜」。この時は、3つの「だけ」で構成した。

  • 撮影地は鳥取空港だけ
  • 被写体はANA機だけ
  • PENTAX機で撮影した作品だけ

このスタイルは、2020年の「空港散歩2020 〜鳥取空港魅力の情景〜」でも踏襲され、この時はカメラだけでなく、レンズも全てPENTAXの機材を使用する徹底ぶりだった。 このように、制約を課すことで展示構成を決めやすくする効果が生まれる。このことは、Pentax Officialのインタビュー記事「空港散歩2020 〜鳥取空港魅力の情景〜(藤林敏啓インタビュー)」でも制約の中から作品を生み出すことについて語っている。

さて、今回の「空港散歩 V 朱から蒼」では、前回までの3つに加えて、4つ目の「だけ」を設けた。

  • 撮影対象便はNH297(夕方便)以降の3便だけ

元々の構想として、「星取県」と連動して星景のみで構成しようというものがあったが、そうした時に自身の代名詞とも言える「fujibaオレンジ」を紹介できなくなる。かといって、星景を外して夕方だけにするとそれはそれで胸焼けしそうになるなあと思い悩んだ。最終的には夕景〜星景の時間変化をテーマにしていこうということで、「撮影対象便を夕方便以降の3便だけ」とするとこへ至った。色だけで考えれば、冬季の早朝便(NH292便 7:00過ぎ発)も十分対象になるが、ここでは扱わないこととした。

こうして、自身の集大成と位置付けた「空港散歩2020 〜鳥取空港魅力の情景〜」からの深化としての「空港散歩V 朱から蒼」の展示コンセプトが固まったのである。


写真展「空港散歩 V 朱から蒼」は2026年10月23日に富士フォトギャラリー銀座からスタートし、11月に大阪・イロリムラ プチホール、その後鳥取空港(会期調整中)へと巡回します。「4つの『だけ』」が織りなす、朱から蒼への色のグラデーションを、ぜひ会場で体験してください。

Aviation Photographer(航空写真作家) / Programmer

航空写真作家でありプログラマ。鳥取と羽田を拠点に情景的ヒコーキ写真を追求。PENTAXユーザー。阪神が試合してる時はうるさいです。

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