【K-3III】ファインダー内照明は夜撮の強い味方

鳥取空港での撮影も夜撮の時期がやってきた。

K-1を使っていた頃、AFポイント、水準器が夜は全く見えずすごく難儀していた。AFはどのみち置きピンにするか、神に祈りながらなのでまあよしとして、水準器が見えないのは厳しい。K-3IIの場合は露出バーが水準器になるため、視野外表示となり夜も全く問題なかった。

K-3IIIのファインダーは、K-1同様透過液晶なのでAFポイント、水準器は通常は夜見えない状態である。ヒコテクのインプレッションの時はまさに神に祈りながら夜撮をしていた。そして、鳥取空港での夜撮シーズンが始まり、「さあ困ったぞ」となった時、カメラの設定を眺めていたら、Fxボタンのカスタマイズに「ファインダー内照明」という項目があるのを見つけた。

もともとあった「ファインダー内照明」機能は合焦時、AFポイント移動時にAFポイントを光らせるかどうかの設定で、合焦させる前にAFポイントを被写体に当てたい要求、水準器を確認したい要求は満たさない。

しかし、Fxボタンカスタマイズの「ファインダー内照明」は割り当てたボタンを押下すると、ファインダー内のAFポイント、水準器、グリッドが点灯するのである。

写真はキャップをした状態でファインダー内照明をONにして撮影したもの。

これは神機能ですね。AFポイント、水準器だけじゃなくグリッドまで表示される。暗くてもしっかり構図を作り込めるわけですよ、これ。まさに待ってましたというやつですね。

と、手放しで喜びたいところですが、ファインダー内照明が点灯している間、露出関連の表示(SS、絞り、ISO、露出バー)が表示されません。真っ暗状態だとAE使わずマニュアルで撮影するんでマニュアルモードの場合は点灯してほしかったなあ。シャッターボタン半押しまたは、AFボタン押下(AF作動)時には照明がオフになり、露出関連表示が点灯するのでうまく切り替えながら使うしかないですね。まあ、頻繁に露出条件変えるわけでもない(真っ暗だし)ので致命的ではないけど、改善されると嬉しいですね。

これでまた一つ、夜撮が楽しみになりました。

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T.Fujiba(Toshihiro Fujibayashi)
Aviation Photographer(航空写真作家)

航空写真作家、阪神が試合してる時はうるさいです。

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