夕陽写真をDCU5でボディ内現像に近づける

自分が追いかけるづける被写体である夕陽とヒコーキ。輝度差が激しいため時折Lightroomでしっくりこず、DCUに頼ってもうまくいかないといったことが起きたりする。 (基本的にCTE + リバーサルフィルムが吐き出す夕日の色が自分のベース) そんな時は、カメラ内でTIFFに吐き出して再度Lightroomに取り込むフローにしていた。

(左: カメラ内現像、右: DCUで無調整)

今回もそんな感じになってしまい、「DCUでも再現できない」とキャプションをつけてあげていたら、DCUの中の人から以下のように対策方法を教えていただきました。

DCU5で夕日の色味を出すには、ハイライト調整パネルで、上二つのスライダーを色彩重視、彩度重視に振ってください。

これについて、 Ver.5.9の新機能:誰にも聞けないDigital Camera Utility 5 第7回(こっしぃ) - ハイライト調整設定無効時の処理変更 で、以下のように説明されていました。あー、まんまそれですね。

ハイライト調整における既定のパラメーターは、高輝度部の周囲の階調がなめらかに再現されるように設定されていますが、
特に夕日の周囲などでRGBが別々に当てつくことによるバンディングを防ぐため、
比較的色味を薄めにするようなパラメーター値になっています。

ということで、以下のように調整してみたら

ハイライト調整

太陽の色が戻ってきました!

(左: カメラ内現像、右: DCUでハイライト調整)

若干彩度高めで暗くなってますが、ここからは十分調整できますね。

こちらは、Lightroomで(カメラプロファイル: 自然な彩度)で取り込んだ状態。

(左: カメラ内現像、右: Lightroom)

これからはDCUで救済が捗りそうです。

Aviation Photographer(航空写真作家) / Programmer

航空写真作家でありプログラマ。鳥取と羽田を拠点に情景的ヒコーキ写真を追求。PENTAXユーザー。阪神が試合してる時はうるさいです。

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